IH調理器でフライパンの変形する理由
IH調理器でフライパンを使っていると、
真ん中が盛り上がってしまって、使えなくなる…。
ということがあります。
まずは、IH用のフライパンだったのか…が問題になりますが、
IH用のフライパンであっても、
使い方では起こりえます。
強火で空焚きが原因の1つです!
IH調理器はガスのように底から側面にかけて、
包み込むように炎が周らず、
フライパン全体を均一な温度にするのが難しいんです。
IH調理器は底の直径10cmくらいの円周だけを発熱させるので、
円の内部と外側とで温度差が起こりやすいんです。
だから、強火で空焚きなどになってしまった時には、
ドーナツ状に焦げて、変形してしまうことになります。
ドーナツ状の部分に急激に熱が集中してしまうために起こるんです。
仕組みがわかったところで、
IH調理器の使い方のコツとしては…。
全体を均一な温度にすることを心がけましょう。
どうするのか…??
それには2つのポイントがあります。
まずは、ジックリ時間をかけて予熱することです。
中火以下でジックリ予熱することで、
フライパンが焦げ付く温度にもなりにくいし、
変形防止にもなるんです。
多くの方が、火を強めれば、調理時間が短縮できる…と、
思い込んでいるように感じますが、
特にIHの場合には火力を強めると、
円周上の温度だけが急激に上がるので、
フライパンの中では熱ムラが発生しやすくなるんです。
これが料理の失敗、焦げ付き、焼きムラに繋がります。
次に、油返しをすることで、
フライパン内部を均一の温度にすることです。
油返しは鉄のフライパンでだけやることだと思うでしょうが、
ノンスティックフライパンでやってはイケない…ことでもありません。
油の温度でフライパン内部を均一の温度にする一手間で、
おいしい調理ができるんです…。
といっても、やっぱりメンドウですよね?(笑)
少なくても中火以下での予熱を心がけましょう。
あとはIH用の値段が高めの底が厚いものなら変形しにくいし、
熱ムラも起きにくいです。
そもそも、それらのフライパンはだいたいのものが、
中火以下での使用を推奨しています。
保証が付いているものなら、より中火以下での調理に気をつけないと、
保証が受けられない場合があります。
IHってガスとは熱の発生する仕組みが、
まったく別物であることを理解しておかないと、
いろんなミスが増加しますよ。
IHでも変形しないフライパンのおすすめ
⇒料理をもっと美味しくするドイツ製フライパン ruhru
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