IH調理器でフライパンの変形する理由

a0002_006300IH調理器でフライパンを使っていると、
真ん中が盛り上がってしまって、使えなくなる…。
ということがあります。

まずは、IH用のフライパンだったのか…が問題になりますが、
IH用のフライパンであっても、
使い方では起こりえます。

強火で空焚きが原因の1つです!

IH調理器はガスのように底から側面にかけて、
包み込むように炎が周らず、
フライパン全体を均一な温度にするのが難しいんです。

IH調理器は底の直径10cmくらいの円周だけを発熱させるので、
円の内部と外側とで温度差が起こりやすいんです。

だから、強火で空焚きなどになってしまった時には、
ドーナツ状に焦げて、変形してしまうことになります。
ドーナツ状の部分に急激に熱が集中してしまうために起こるんです。

仕組みがわかったところで、
IH調理器の使い方のコツとしては…。

全体を均一な温度にすることを心がけましょう。
どうするのか…??

それには2つのポイントがあります。
まずは、ジックリ時間をかけて予熱することです。
中火以下でジックリ予熱することで、
フライパンが焦げ付く温度にもなりにくいし、
変形防止にもなるんです。

多くの方が、火を強めれば、調理時間が短縮できる…と、
思い込んでいるように感じますが、
特にIHの場合には火力を強めると、
円周上の温度だけが急激に上がるので、
フライパンの中では熱ムラが発生しやすくなるんです。

これが料理の失敗、焦げ付き、焼きムラに繋がります。date20120716

次に、油返しをすることで、
フライパン内部を均一の温度にすることです。

油返しは鉄のフライパンでだけやることだと思うでしょうが、
ノンスティックフライパンでやってはイケない…ことでもありません。

油の温度でフライパン内部を均一の温度にする一手間で、
おいしい調理ができるんです…。

といっても、やっぱりメンドウですよね?(笑)

少なくても中火以下での予熱を心がけましょう。
あとはIH用の値段が高めの底が厚いものなら変形しにくいし、
熱ムラも起きにくいです。

そもそも、それらのフライパンはだいたいのものが、
中火以下での使用を推奨しています。
保証が付いているものなら、より中火以下での調理に気をつけないと、
保証が受けられない場合があります。

IHってガスとは熱の発生する仕組みが、
まったく別物であることを理解しておかないと、
いろんなミスが増加しますよ。

IHでも変形しないフライパンのおすすめ
料理をもっと美味しくするドイツ製フライパン ruhru

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